ホーム >応用日本語学科2021年卒業 鹿児島大学農学部2年 ユン ヒョンソク さん【韓国出身】

応用日本語学科2021年卒業 鹿児島大学農学部2年
ユン ヒョンソク さん【韓国出身】

日本で最先端の畜産を学び
家業を成長させたい

応用日本語学科2021年卒業 鹿児島大学農学部2年 ユン ヒョンソク さん【韓国出身】
――なぜ、日本に留学しようと思ったのですか?
高校生の頃、この先、卒業して大学に進むよりも、もっと違った経験をしたいと思ったことがきっかけ。それから留学を考えるようになりました。在日の親戚がいることもあって、留学先には日本を選びました。
――エール学園に入学した経緯を教えてください。
日本に来たのは2018年です。まず1年間、東京の日本語学校に。それから大学進学を目指してエール学園に入学しました。東京で暮らしているのに、大阪にあるエール学園への入学を決めたのには2つ理由があります。
1つは新しい経験をしたかったから。東京以外の町でも暮らしてみたかったんです。実際、大阪に住んでみると東京とは雰囲気が違いました。東京はどこか硬い印象を受けたんですが、大阪は賑やかで、親しみやすい感じを受けました。
そしてもう一つの理由は、教育環境がととのっていることです。エール学園は、大学入試に向けた勉強がしっかりできると、日本語学校で出会った人などから聞いていました。
――エール学園に入学した経緯を教えてください。
日本に来たのは2018年です。まず1年間、東京の日本語学校に。それから大学進学を目指してエール学園に入学しました。東京で暮らしているのに、大阪にあるエール学園への入学を決めたのには2つ理由があります。
1つは新しい経験をしたかったから。東京以外の町でも暮らしてみたかったんです。実際、大阪に住んでみると東京とは雰囲気が違いました。東京はどこか硬い印象を受けたんですが、大阪は賑やかで、親しみやすい感じを受けました。
そしてもう一つの理由は、教育環境がととのっていることです。エール学園は、大学入試に向けた勉強がしっかりできると、日本語学校で出会った人などから聞いていました。
――エール学園での2年間はどうでしたか?
大学進学を目指すので、授業はかなり難しかった。ですが先生方のサポートもあって、大学に合格することができました。
特に苦手だった面接は、練習をたくさんしてもらいました。面接自体、緊張してしまうのに、日本語で話さないといけませんから、とにかく何度も練習して慣れることができたのだと思います。
同級生には韓国人の留学生も多く、情報交換もできて楽しかったです。ほかの国の人たちとも食事をしたり、アメリカ村や道頓堀に遊びに行ったりもしました。役所の手続きなど、どうしたらいいか分からないことも、友達の助けのおかげでうまくいきました。
――現在の大学を選んだ理由は?
私の実家は、韓国・金浦で牛や豚の畜産をしています。将来的には家業を継ぎたいという思いもあって、畜産を学べる大学を志望しました。
大学は鹿児島以外にも北海道の帯広など、いくつか候補はありました。ただ北海道の畜産はアメリカ的な大規模なもので、家業の畜産は九州のほうが近いんです。そういったこともあって鹿児島大学の農学部に。
鹿児島は、畜産のスタイルは金浦と似ていますが、気候はまったく違います。金浦は冬は雪が積もりますが、鹿児島は温かくて過ごしやすい。でも夏はちょっと暑すぎます(笑)。
――大学生活はいかがですか?
大学は真面目に勉強している人が多くって、私もがんばらないといけないなって思っています。クラブ活動では、写真部に入っています。昔から写真を撮ることが趣味なんです。昨年は、新型コロナの影響で1度だけになりましたが、1泊の撮影旅行にも出かけました。
――日本に来て、どんなことに苦労しましたか?
最初はやはり言葉です。まだ日本語学校に通っている頃は、文字が読めなかったので戸惑いました。地下鉄の乗る方向を間違えたりもしました。親切な人が多くて、助けてもらったりしましたね。
鹿児島に住むようになってからは、何と言っても桜島です。韓国には活火山はありませんから、火山灰が降ってくるなんて考えもしませんでした!
――これからの目標を教えてください。
今後は大学院に進んで、より現代的な畜産を学びたいと思っています。ドローンやロボットなど、ITを活用したスマートファームです。将来的には、そうした技術を身につけて韓国に戻り、家業に役立たせたいと思っています。