応用日本語学科2025年卒業 明治大学経営学部1年
パン イン カイさん【マレーシア出身】
- ――日本に留学しようと思ったのはなぜですか?
- 最初に日本の文化に触れたのは、母が持っていた日本の漫画シリーズを読んだときでした。でもまだその頃は日本に行きたい、住んでみたいという気持ちはありませんでした。
中学生の時に初めて家族で日本に旅行しました。その時に日本に住みたいという気持ちが強くなり、高校生の時に両親に日本に留学に行きたいと相談しましたが、色々な事情があり、留学できずにマレーシアの大学に進学しました。 その後、今度は妹が日本に留学したいと言いだし、両親がすんなり承諾したので、「自分は?」という思いがあり、両親に再度相談すると日本留学を承諾してもらえました。
その頃、マレーシアの大学でソフトエンジニアリングを専攻して、仕事もしていましたが、上司に相談すると「視野も広がり、色々な人とも出会えるので、自分の成長にもなる」ということで留学の後押しをしてもらいました。 - ――エール学園を選んだ理由はなんですか?
- 直接学校を見に行くことはできませんでしたが、パンフレットなどでたくさんの学校を比較しました。進学に対するサポートの多さと先生の経験が豊富であると感じました。
日本語学校の先生の推薦もありましたが、色々調べて最終的に自分で選択しました。 - ――エール学園で勉強してよかったことと改善したほうが良いと思うとことはどこですか?
- マレーシアにいたころよりも日本語のレベルはアップしました。EJUの成績もかなり伸びました。それは本当によかったです。
改善したほうがいいと思うことは、それほど厳しくない先生の授業はうるさい時があることです。
それ以外は文句なしです。 - ――日本に来て大変だったことはなんですか?
- 日本に来てから最初の頃は日本語に慣れていなかったので、日本人と話をするとき、聞き取れないことがありました。1~2カ月ぐらいすると耳が慣れてきたので、その問題も解決しました。
一番大変だったことは、季節の変わり目です。マレーシアは1年中暖かい国なので、日本の季節の変わり目に体調を崩すことがよくありました。 - ――明治大学に進学しようと思ったのはなぜですか?
- エール学園に入学する前に、明治大学の文学部史学科に入りたいと思い、受験しました。しかし、残念ながら不合格でした。
エール学園に入学した時は、国公立は考えておらず、私立1本で考えていました。実は、恥ずかしい話になりますが、早稲田の出願期間を間違えて、受験できなかったので、もう一度明治大学に挑戦しようと思い、出願しました。 そして、合格が分かった時は行きたかった大学なので、すごく嬉しかったです。 - ――大学生活はどうですか?
- クラスは40人で留学生は私を含めて2名なのですが、日本人と仲良くなって、楽しく過ごしています。楽しすぎて単位は取ったのですが、春学期の成績GPAは目標に達していません。
奨学金のためにも今期は頑張らなければいけません。 - ――将来の夢はなんですか?
- 考えているのは、日本で就職して、将来は起業をしたいと思っています。 家業を継ぐのか、自分でするか、どこでするかはまだ、漠然としています。
- ――これから大学進学を目指す留学生にアドバイスをお願いします
- 大学入学前の1年、2年は長いと思っているかもしれませんが、あっという間です。お金を稼ぎたいという気持ちを持っている人もいるかもしれませんが、みんなの目標は進学だと思います。
大学入学前にちゃんと勉強して、EJUでいい成績を取って、奨学金をもらって、いい大学に進学できることが何よりも大事だと思います。
違うという人もいるかもしれませんが、偏差値とかではなく、大学のレベルで出会う人は変わると思っています。大学4年間で出会う人はこれからの人生に影響を受けます。4年間は長くないし、短くありません。この4年間に出会った人はこれからの人生の友人になるので、大事だと思っています。そのために、大学を選ぶことは大切だと思います。進学する大学は自分でちゃんと考えたほうがいいと思います。
