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応用日本語学科 国公立大学進学コース1年 朱 麗憬(チュ レイケイ)さん【中国出身】

応用日本語学科 国公立大学進学コース1年 朱 麗憬(チュ レイケイ)さん【中国出身】――なぜ日本に留学しようと思いましたか?
最初のきっかけは母から「おばさんも日本にいるので日本留学するのはどう?」と聞かれたことでした。
 その当時(中学生のとき)、学校でも日本語の勉強が始まっていたので、興味もあり日本留学しようと思いました。最初はおばさんのいる鹿児島県で1年間日本語学校に通いました。
――日本での生活はどうですか?
最初の頃はおばさんと一緒に生活していましたが、どこで何を買ったらいいのかも分からず、情報源が足らない感じでした。大阪に出て来てからは友達に色々教えてもらって、だいぶん慣れたので楽になりました。
鹿児島にいるときは交通が不便で乗り遅れたら1時間待たなければならないこともありましたが、大阪は交通の便が良いのでとても良いと思います。
――エール学園を選んだ理由は何ですか?
大学に行きたいと思っていたので、進学指導してくれる学校を探していましたが、その時は3月の後半ぐらいだったので、あまり選択肢がなかったのも事実ですが、日本語学校の先生の教え子の中にもエール学園に入学して国公立の大学に合格した人がいたので、エール学園に行こうと思い、資料を取り寄せました。
EJUの指導もしてくれるのでエール学園を選びました。
――エール学園での学校生活はどうですか?
周りが大学を目指しているので勉強熱心で、頑張っている様子を見て、私も頑張らなければと勇気をもらったり、勉強の原動力になったりしています。
あと、学校内の連絡メールにはボランティアやイベントなどの連絡もあってサーカスを見に行ったこともありました。とても充実しています。
――普段の生活はどのように過ごしていますか?
最初の頃は勉強するしかなかったので、勉強ばかりの生活でした。
最近は進学も決まったので、引越しや大学に行く準備などで忙しいですが、新しい生活が待ち遠しい気持ちでいっぱいです。
――エール学園での印象に残っているエピソード教えてください
国際交流祭のリーダーだったのですが、それがきっかけで私のことをクラスのみんなも先生も「班長」と呼ぶようになりました。なぜなのか分かりませんが、それがとても印象に残っていて、今でも名前ではなく、「班長」と呼ばれています(笑)
――日本留学する前にしておいてよかったことやしておいた方がよいことは何ですか?
日本語の勉強です。私の場合、日本に来る前に日本人の話していることはほとんど聞き取れる状態で、簡単な日常会話は出来る状態でした。周りの友達は日本語で自分の意思を伝えることが出来ず、つらいという人が多かったのですが、私は日本語で不便を感じることがなかったので日本語を勉強していてよかったと思っています。
あと、進学のEJU試験にも日本語の試験があるのですが、日本語ができる分そこに力を入れなくてよいという部分もあります。日本語を勉強する時間に他の勉強ができるので、とても良かったです。
――これから大学で勉強することやしてみたいことは何ですか?
小学校4,5年生の時から心理学を勉強してみたいと思っていたので、紆余曲折あったものの、大学では心理学の勉強をします。 最近は、勉強ばかりして、健康が重要だと感じています。
強い体がなければ別のところにも不便が生じるのではないかと思い、大学に行ったら運動も頑張ってやろうと思っています。ちなみにダンス(ジャズやK-pop)が好きです。
――今後の夢やビジョンを教えてください
なるべく広い世界を見たいと思っています。今は日本にいますが、将来は別の国(ドイツ)に行くことも考えてたり、日本で就職もしてみたいなと思ったりしています。
とりあえず、勉強しながら自分のやりたいことを考えながら、いけるところまでいこうかなと思っています。
両親には相談していて、母はドイツに行くことを勧めてくれています。
――これから留学したい外国人に向けてメッセージをお願いします
留学したいと思っているのであれば、自分のやりたいことを探した後に本当に留学に行くべきか決めたほうがいいと思います。
やりたいことがなくて、ただ留学して、それからまた行く大学や専攻を考えるのは大変だと思います。
やりたいことがないとモチベーションもなくなり、勉強もはかどりません。本当にやりたいことを考えた後に、留学することが正しいのか判断したほうがいいと思います。