日本語教育学科 国公立大学進学コース
ジュン ヒジンさん【韓国出身】
――なぜ日本に留学しようと思いましたか?
- 中学生の頃から日本の慶応義塾大学に興味があり、大学は日本の大学に行こうと思っていたので、高校卒業してすぐに日本に来ました。
すぐにエール学園に入学したのではなく、グループの学校の「EN日本語学校」に3カ月ぐらい通いました。 - ――エール学園を選んだ理由はなんですか?
- 高校を卒業したらすぐに日本の大学に進学したかったので、韓国の学校の先生から留学サポートの会社を紹介してもらいました。
そこで、大阪に有名な学校があると言われたのがエール学園でした。
韓国人学生が少ないということも決め手でした。韓国人同士が集まると、どうしても母国語を使うので、日本語を使える環境が良かったです。
実際に今のクラスもベトナムや中国からの留学生が多く、韓国人留学生はエール学園自体でも少ないです。 - ――日本に来て1年4カ月ぐらいですが、日本語の勉強はどうですか?
- はじめは話すことも出来ず、簡単な挨拶文も読むことができませんでした。ひらがなだけができる状態で、自分の名前がカタカナで書けなかったので、先生に書いてもらっていました。
自分の名前のカタカナは形で覚えました(笑)
「シ」「ツ」「ン」「ソ」など似ているので、覚えるの大変でしたが、自分の名前に入っているので、頑張って覚えました。
漢字は日本人のように書けるようになりたいと思い、「日本の漢字2136」を買いました。少しずつ勉強しようと思っています。 - ――日本での生活は?
- 最初は日本語を話せなかったので、買い物することも難しかったし、普通であれば簡単なことができなかったので、生活に不便を感じていました。1週間は泣きながら学校に通っていましたが、大学進学に期待も大きかったので、そのときは我慢して、頑張らないといけないと思っていました。
今は友達の紹介で、週3回コンビニでアルバイトを始めました。日本人の方と一緒にペアで仕事することが多いので、とても勉強になり、私はコンビニの仕事は合っていると思います。 - ――エール学園での学生生活はどうですか?
- 授業はとても良いです。ただ、EJUの読解の授業はとても難しかったです。今も難しいですが、最近はすればするほど読解の授業が楽しくなってきています。
私は特に聴解の授業が好きです。綺麗な日本語を聞く機会があまりないので、日本語の勉強もできるからです。試験で良い点数をもらえると嬉しいです。 - ――日本と韓国の大学受験の違いはありますか?
- あります。韓国では国語だけではなく、他の科目もたくさん勉強しなければいけません。日本では私は文系なので、日本語と総合、数学1を勉強していますが、日本語を中心に勉強しているのが韓国との違いです。
韓国では読解などは、そんなにしませんでした。読解は難しいですが、今とても楽しく勉強しています。 - ――これから日本でしてみたいことはありますか?
- 一番は熊本県に旅行に行きたいです。韓国にいた時から「くまもん」が好きでした。
リアルな「くまもん」に会いたいです。
温泉巡りや今働いているコンビニでシフトリーダーもしたいです。やりたいことはたくさんあります。 - ――今後のビジョンは?
- はじめは慶応義塾大学に興味がありましたが、今は希望が変わって、文系で有名な〇〇大学の経済学部を希望しています。そこでしっかり勉強して、就職は日本でしたいと考えています。
奇抜な考えをする人だとよく言われるので、それを活かして働きたいと思っています。自分が勤めている企業などを広めていきたいと思っています。 - ――これから留学したいという方に向けてメッセージ?
- 日本に来る前に「ひらがな」「カタカナ」「簡単な文法」は勉強しておいた方がよいと思います。これらは母国にいても出来ることです。日本でその大事な時間を使うのはもったいないと思います。
選択がとても大切なので、自分が後悔しないように精一杯考えて、勉強してほしいと思います。
私もいつもそう思っています。